まさに山笑う季節
ハイカーの姿もふえてきましたよ
日ごと代わる里山の色に呼ばれて
歩いてみると
林の縁で
ミヤマキケマンがこもれびを凝縮したように
またこの空き地は足の踏み場もないタチツボスミレ
何という贅沢!
八國見山(やくみにやま)雑木林の縁をたどると
お! フデリンドウだ
ここにもまた こっちこっちというように転々と
おなじ草地のはずれに
長い冬ごもりから目覚めたばかりのツチイナゴ
卵のうの中で時を待つ クモの子供たち
何という安らぎ
私たちは 繋がる命の静かな目覚めを
体全体で受け取り呼吸します
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