栃窪から震生湖に抜けるコースの、北側斜面。雑木林の中に細い作業道があり、鳥を期待してそちらに向かう。
渋沢神社で中学校の方に曲がると、ガードレールにフユシャク♂が休んでいるのをKさんが見つけ、つづいて♀発見。
♀は極寒の季節に対応し、産卵のために翅を退化させた究極の姿だ。♂ももう1頭。
間近にツノハシバミの花穂がもうすぐ咲くよと膨らみを増し、見上げれば葉の落ちた枝先にイヌシデやゴンズイの果実がまだ残っているのも分かるのだが、鳥は少ない。
「昔はルリビタキなど次々と現れたものだが…」というと「温暖化で標高が高いところでも餌が採れるので降りてこないと云うこともある」とHさんが解説してくれる。
目指したコースはミソサザイの声はしたが、中途から全く手入れされていない危険な道となったので戻った。
1月12日、令和の初歩き
隣接する大井町篠窪の三嶋神社まで丘稜の尾根伝いにみんなで歩いた。
足元の畑にソラマメが列を作って緑がういういしい。
菜の花満開。
陽だまりに気の早いタチツボスミレ。
風もなく、陽ざしにあふれ、海が遠くに光る。
和やかな広がる景色はこの丘稜の目玉だと思う。
<丹沢ブナ党の代表、梶谷さんからの報告を掲載します>
2019年12月28日 八国見山周辺のオオムラサキ越冬幼虫調査に参加しました。
今回はMさん、Oさんも不参加で「丹沢ブナ党」からは私一人でした。
当日は12人を4班に分け、私の班はオオムラサキの幼虫を130頭確認できました。ほかにゴマダラとアカボシを数頭。久方ぶりの“大収穫”です。
一枚の葉に4頭ついている例もありました。GPSの具合が悪く、予定したエリアのエノキを調べ尽くすことは出来ませんでしたが、空振りの木が少なくとても楽しかったです。
(上の写真は落ち葉についているオオムラサキの越冬幼虫)