2017年6月11日(日)薄曇り 参加者19名
チョウの観察会も2013年6月から始まって今年で6回目を迎えた。大磯丘陵を中心にチョウの観察研究をされている御法川(みのりかわ)さんに講師をお願いしての今回、まずは初めに御法川さんご持参のオオムラサキのオスとメスをみんなでゆっくり観察した。
この時期、オスは葉裏で蛹、終齢幼虫のメスは葉の表でじっとしている。メスの周囲には、エノキの葉が集められ、細かい糸がうっすらと張り巡らされているのが、間近に見て分かった。(写真は下記に)
生物の持つ体内時計。年1化のオオムラサキなどは年多化の種に比べて、非常に精巧な体内時計を持っているという話だ。
オオムラサキが飛ぶには早い季節だが、かつて渋沢丘陵に拡がる広大な雑木林が、オオムラサキにとっては数少ないまとまった繁殖地であったことで、参加者の関心は高い。
雨に向かって白い花が咲く季節がやってきた
過ぎてゆく5月 一日一日が慌ただしく
ミズキなどは咲いたと思ったらもう散る
いちめん若緑の山の風景のなかに
白いだんだんのように花をつけて
目を奪うようであったのが いつの間にか終わり
いまはこんもりと背の低いガマズミが盛りだ
エゴノキもエゴツルクビオトシブミのたくさんのゆりかごを残したまま
花は地面に散り敷いた