4月20日㈬ 晴れ
10日ぶりに三人で朝歩く。空は青、山はきれいな緑色。若竹の泉に6:30集合。
頭高山(ずっこうやま)への山道では ヤブサメ、ウグイス、キビタキの声が聞こえ、土手にはヤマルリソウの花がきれい。
鳥たちに出会えるかも…と周りを窺いながら耳は鳥の声を探す。木々の葉が繁ってきて、鳥が動いてくれないと見つけにくい。見上げて鳥を探しつつ、ウワミズザクラの花が目に入る。大きな木にいっぱいの白い花は見応えがある。今の時季、山は白い花が多い。
コバノガマズミの花、オオツクバネウツギの花などを見て雑木林に入る。去年、ここでオオルリを見つけ、ムササビが巣箱に居たのを見つけた場所だ。今年も・・・とオオルリを探すが、声は聞こえるのに姿はない。
あきらめて山道を下りてきたところで、道の隅に何か動くものが! よーく見るとキビタキが道に下りて虫を捕えたところだった。捕まえてすぐに飛び立ったが、しっかり確認。なんとラッキーなこと! 捕えた虫が何かわかったら、もっと良かったのだけど・・・。
4月21日㈭ くもり
Hさんと山の上にて6:30に待ち合わせ。
会うなり、ティッシュに包んだものをくれた。開けてみたら「キビタキ!」来る途中、道で拾ってきたと言う。
「どこかにぶつかり、死んでしまったのだと思う」とのこと。手に取ると羽がフワッとして、かすかに暖か味が残っていた。色も鮮やかで死んで間もないようだった。渡ってきたばかりのとことだったのだろう。
八国見山の山頂、ヤマザクラの根本に埋めたその場所には、ホタルカズラが美しく咲いていた。
この写真は4月21日の観察撮影です。from Moriya-san
- ツバメシジミ(シジミチョウ科) 小さくてチラチラ飛ぶかわいいチョウチョ。翅の表面オスは青紫、メスは黒色 名前の由来は後翅の尾状突起
- フデリンドウ(リンドウ科) 日当たりのよい雑木林や草地で陽を受けてポッカリと咲く。落ち葉や枯れ草に覆われないように落ち葉かきがされるような環境が必要
- チゴユリ(ユリ科) 雑木林の林床に咲く白い花。小さくてかわいいので「稚児百合」 花のあとは黒い液果をつける