4月19日・22日の観察 from Ueda-san

19日、野鳥の会メンバー15人で渋沢丘陵を歩きました。

八国見山に通じる林道では、美しい新緑の梢の陰で絶え間なく囀るオオルリとキビタキの鳥影を追って、連隊は遅々として進みませんでした。

鳥の声が少なくなれば、ミヤマセセリなどの蝶やウワミズザクラの木の花やツルカノコソウの足元の花々で足がとまりました。

八国見山山頂ではキビタキやヒオドシチョウが歓迎してくれました。その後は竹やぶを抜ける林道上の小道を戻り、シジュウカラやウグイスの賑やかなさえずりや、再びオオルリやキビタキに会いました。

昼食後は頭高山(ずっこうやま)手前の休憩所から引き返し、サンショウクイの群れやチゴユリの群生などに会え、皆んな元気をもらいました。

 

この日出会った鳥:ヤブサメ、シメ、アオジ、ウグイス、コゲラ、シジュウカラ、メジロ、ガビチョウ、ヤマガラ、カラスなど

22日 地図をたよりに竹山に行ってきました。

ウグイスやメジロが賑やかに囀るなかを歩いて行くとジャケツイバラの手前でクロツグミが囀り、アオゲラが現れ、加えあの奇妙なアオバトの声が聞こえてきました。竹山山頂に行くとビンズイ、シジュウカラ、ヤマガラが出迎えてくれました。

 

 

山頂の見晴らしの良いベンチで弁当を食べている時、八国見山の電波塔に通じる道でフィールドスコープを覗いている人に気づきました。霊園工事の業者から委託された環境アセスメントの人でした。

月に一度くらいの割合で調査をしているとか。秦野に住むというその人の専門は野鳥のようでしたが、霊園工事については殆ど知らされていないようでした。

今回初めて八国見山南側の渋沢丘陵を眺めましたが、急峻な地形から植林の殆どない原生林のような高尾、柳、篠窪にわたる自然は貴重だと感じました。

今後も存続することを願っています。

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