9月15日に観察した昆虫たち from Ueda-san

 9月15日、時折 霧雨が降る中、渋沢丘陵を“ムシ眼”で歩いてみました。出会った生き物たちを紹介します。

 

●オオセンチコガネ

 

 山道を登ると至る所にキノコが生えていました。道端に生えた比較的大きな黄色いキノコにハネカクシのような小さな虫が付いています。

 

帰りに同じキノコを覗いてみると、何やら大きな食痕がありました。何モノかとしばらくそっと見つめているいつと案の定、ガサゴソ動くものがあります。

出てきたのは光沢の鎧をまとったオオセンチコガネ。美しすぎる!

 

●アオバセセリ幼虫 (写真はクリックすると大きくなり、下に解説文が出てきます。)

●スミナガシ幼虫 (写真はクリックすると大きくなったり、下に解説文が出てきます。)

●サツマノミダマシとフタスジモンカゲロウ

スミナガシ幼虫たちと同じ木の葉にサツマノミダマシ(サツマノミ=ハゼの実に似たクモ)が夜勤に備えてグッスリ昼寝していました。こともあろうに、同じ葉っぱにフタスジモンカゲロウが目っ栗玉を丸くしてジッとしていました。透明な衣でサツマノミダマシからは見えないと思っているかのようでした。 (写真はクリックすると大きくなます。)

 

●メンガタスズメ

 

スミナガシ幼虫たちを撮影していたら、足元の水辺で何やらバタバタ騒いでいるヤツがいました。

 

大きさと言い、外形といい、一見 季節外れのアブラゼミ。拾い上げてよく見ると、数年前に見たことのあるメンガタスズメでした。幼虫も成虫も鳴くと言いますが、拾い上げた時には息絶えていました。

 

 

●クロコノマチョウ

 

この日会いたかった一つがクロコノマチョウの幼虫でしたが、当てにしていた所のススキがきれいに刈られてしまって探せませんでした。代わりに八国見山山頂近くで、成蝶に会うことができました。

 

下の写真はオトコエシが群れ咲く電波塔の住人たちです。

色んな生き物に会えて、楽しい一日でした。

(写真をクリックすると大きくなり、名前も出てきます。)