生き物の里 from Hioki-san

 

今朝(7/19)のラジオは関東甲信地方の梅雨明けを報じていた。

日本列島、とりわけ九州北部に2週間も豪雨、今もって行方不明者捜索中。

この一週間、全国で熱中症になって運ばれた人は7000人を越すとテレビ。

神奈川のこの辺りは「シトシトと梅雨空」という気配もないままの梅雨明けとなった。

この異常で暴力的な季節は、我々ヒトという生物が招き寄せたのだとは思うが…「フゥ~辛い」。

 

この前「ドン沢」の休耕田のことにちょっと触れたので、その南に位置する「千村(ちむら)生き物の里」の報告。

 

ここは「指定5号」となっていて全体の奥の半分くらいは企業のボランティアが田んぼと湿地、周辺竹やぶの整備などをしておられる。

動物の被害が多いらしく、音や光で威嚇する装置、罠の設置、沢水による水力発電、並びにその電力を機械に配電するしくみなどがある。

 

手前半分くらいは地元のOさんと言う活動的な中年男性が、珍しい野菜の試作や、マコモ、レンコン(食用ハスの花期はハスよりやや遅い)など積極的に栽培。

農業で休耕田や荒れ畑をよみがえらせよう・・・つまり、何を栽培するかで農業は成り立つし、それを地域の活性化につなげるぞ!と言うのが彼の活力の源であると思う。

 

 

 

 

そういうわけで、この場所は半分は「暮らしと農業」、奥の半分はそれに続く「湿地、谷戸、竹やぶ、雑木林」に目を向けさせ、つまり人間の暮らしと自然とのかかわりについて考えさせてくれるいい場所である。