雨を含んで空が重たいが… from Hioki-san

水辺を歩きたい気分 足をむける

むかし田んぼは いまハス田

一枚はヒシ田 もう一枚はマコモ田

 

もちろん イネがすんすんのび始めたイナ田もあるが

この多様性 農家の工夫なんだ フムフムと思いながら歩く

 

モンシロチョウがあっちのは蜜を吸い こっちのは抱き合ってる

これって「活きてる!」ってことだよね

ナガメとかマメコガネとかも あっちこっちで「活きてる!」

 

オオシオカラトンボはビュ〜と突進して獲物をかっさらう

その豪快さ

ここでは生まれたばかりのショウジョウトンボ

こっちのヒメアカネも生まれたばかりで どちらもじっと動かない 動けないんだ

ちゃんと身体が固くなるまで襲われませんように お祈りしてあげるからね

 

こちらの広い蓮田

もう ぽっかり・ぽっかり 花が咲きはじめ

終わって盃のようなかたちの実になったものもある

やがてお椀のようなかたちになっていくんだね 自然て考えてみるとほんとに不思議

 

カナヘビもトカゲも細っこい小蛇 カエルの子もみんな揃って

ちょろりと出たり引っ込んだり

命あふれる水辺 さまざまな命のせめぎ合い

飽きることなくボーッと見ている

 

里山の雑木林の絞り水を人がうまく使って

その環境をたくさんの命たちが 巧みに分かち合い生きている

この自然が ずっとずっと変わらず

それをみんなが楽しめますように 祈ります