八月の渋沢丘陵

思いついた時に ふらりと足を向けられるのが 里山のよさ

眼をあげると 空と里山の緑が 広がっていて

パッチワークのような そのみどりはいろんな色合い

だれかに呼ばれているような 落ち着かない気分になって

家を出てふらりと足が向かう いつもの里山

里山 わたしを呼んでくれて ありがとう

 

雑木林に沿って歩けば

あ いるいる 咲いている

もうそんな季節なのだと

懐かしい いつもの 普段着の 花や生き物たち

どこでもみかけるようでいて でもその出会いはこの一瞬 この場所だけ

次のシーズンにも出会いはあるんだからと見過ごすことは許されない

この一瞬だけだった出会いは数しれず

 

「今は恐竜絶滅のあのかつての時代よりも 地球上の生き物の絶滅は加速度的に進んでいるんです」

と恐竜の研究者が話されたが

 

「人間の存在がそれを推進している」とも…

そうだろうと思う

 

一瞬を記憶に刻み

100年先の里山のこと

イメージして歩こう