里山 仲間と歩いて 見つける楽しみ

 

コロナ禍の 

まだまだ息の詰まりそうな

日常から 一歩出れば

雑木林や田畑の広がる里山が

身近にある ありがたさ

ごくありふれたように見える自然から

自分の 仲間の みんなの

目や耳やからだで見つけ出し

共有する うれしさ

 

<写真はサカネカズラ>

 

10月も半ばを過ぎた

この日は八国見山東斜面ふもと

クリ畑、梅畑、冬迎えの準備のできた 

南北にひろがる田畑

 

栃窪のこんもりした土手に

ちいさな花々を楽しみながら歩いた

この時期は秋の名残の花、

色づき始めた実

チョウや虫たち、クモなどつぎつぎ

枝もたわわなカキ、ミカン

落果をタヌキなどが食べただろう食痕、

タネでいっぱいの糞

 

<写真はオケラ>

 

 

中でもとくに嬉しかったのは

イタチとの出会い

はじめにスルリと出て草むらに消え

普通ならそれでおしまいだが、この時は違った

みんなが見ている中で、出たり引っ込んだり、しかも目をうたがうなか

二匹になりゆっくりじゃれ合いながら

草むらの奥へと消えて行った

(唖然と見ていたので写真に撮れなかったのが残念)

この二匹の若いイタチは親離れしたばかりの兄弟だろうね、とみんなで合点した

 

この日は風爽やか、またとない出会いの一日でした

 

<写真はクサカゲロウの卵塊>